公開講演会「イラクとパレスチナから考える『テロとの戦い』—市民としてどう向き合うのか—」
INFORMATION
アメリカがテロとの戦いを掲げて始めたイラク戦争から20年が経ちます。米国のバイデン大統領は、10月7日に始まったハマスとイスラエルの戦争に、イスラエル側に立ちながらも「アメリカがイラクで犯した過ちは繰り返してはいけない」とも言っています。パレスチナとイラクの状況が密接に関係していることに注目しつつ、25年前からこの地域にNGOという立場で関わってきた佐藤真紀氏が現場で体験したことを紹介しながら、過ちを繰り返さないために市民として何ができるのかを議論します。
講師
国際協力アドバイザー
佐藤 真紀(さとう まき) 氏
1985年に早稲田大学理工学部応用物理学学科卒業後、株ブリヂストン入社。研究所勤務中に休職し1994年に青年海外協力隊でイエメン、シリアに赴任。1997年~2002年まで日本国際ボランティアセンター現地代表としてパレスチナに駐在。2003年にはイラク戦争で緊急救援を指揮。その後劣化ウラン弾の放射能が原因と思われるイラクの小児がん支援のNPO法人JIM-NETを立ち上げる。2019年からは、国際協力アドバイザーとしてNGOをサポートしたりイベントを企画。多摩大学で教鞭をとる。またアーティストとしての作品発表も行なっている。