第4回立教サイエンスカフェ「虫学旅行~地理学者と味わう昆虫食と伝統文化~」
INFORMATION
立教大学のサイエンスカフェが復活します。
今回は、学年、学部の枠を超えて集まった、サイエンスコミュニケーション実践プログラム「SCOLA SIP」のメンバーが企画、運営を行います。ぜひご参加ください。
昆虫を、食べる。
「え、ホント?信じられない!!」
「ああ、今流行ってるコオロギとかー?」
そう思ったあなたに、ぜひ参加していただきたい。
確かに今注目!の昆虫食ですが、実は昔から世界のあちこちで親しまれている文化なのです。食料がないから、あるいは環境に優しくて栄養価が高いから、虫を食べるのではありません。なんといっても「おいしいから」食べられてきたのです。
今回のサイエンスカフェは、「修学旅行」をモチーフにした「虫学(ちゅうがく)旅行」。
ゲストは、昆虫食文化を通して「自然と人間のかかわり」について研究している、環境地理学者の野中健一さん(立教大学文学部教授)です。
旅の中で野中さんからお話を聞いたり虫を実際に食べたりしながら、メキシコやラオス、日本などその土地に根付いた昆虫食文化を一緒に体験しませんか?
昆虫を、食材としても考える。あなたの日常に面白くて、もしかすると新しい視点が加わる「虫学旅行」に、ぜひご参加ください。
本学文学部史学科教授
野中 健一
環境地理学者。北海道大学、名古屋大学、三重大学、総合地球環境学研究所を経て2007年より現職。自然と人間との関わり合いをテーマに、身近な生物の利用や環境認識、地域文化資源について、地理学の視点から研究している。日本、東南アジア、南部アフリカ、パプアニューギニア、メキシコなど世界各国でフィールド調査を行う。祖父がへぼ(岐阜県方言でクロスズメバチのこと)採り名人で、幼少時からへぼに馴染む。主な著書として『民族昆虫学』(東京大学出版会)、『虫食む人々の暮らし』(NHK出版)などがある。多趣味で、音楽活動や鉄道模型ジオラマ作りも好き。